大規模修繕は、お住まいの方々の非常に大きな労力が必要とされます。保全工学研究所では、マンション管理組合の方、ビルオーナーの方が最適な大規模修繕を行うことができるようなご提案をさせていただきます。
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赤外線調査ってどんな調査ですか? |
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外壁のタイルやコンクリート等が浮いていると、気温や日射によって壁面の温度が変化する時に、浮いていない健全な範囲に比べ、高温(又は低温)を示します。この壁面の表面の温度分布の変化を赤外線サーモグラフィで測定(撮影)して、浮きの有無を診断する方法です。 |
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窓越しや壁越しに室内が見えませんか? |
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赤外線は通常の窓ガラスは反射します。また外壁面は透過しません。したがって、内部は見えません。 |
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(株)保全工学研究所の赤外線調査の他の方法と何が違うのですか? |
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当社の赤外線調査は、撮影時の環境温度、撮影場所、撮影解像度などをすべて記録し報告します。また、撮影した熱画像もすべて提出します。これらの赤外線調査の精度に関する情報をすべてオープンにしています。お客様によっては、結果についてセカンドオピニオンを求めることができます。 |
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赤外線撮影(熱画像撮影)は、誰にでもできるのですか? |
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撮影操作自体は、デジタルカメラのように簡単ですが、撮影して良いタイミング、すなわち浮き部と健全な部分に温度差が生じると条件を現地で判断できることが必要となります。これは経験や知識が必要で、当社では、日本赤外線劣化診断技術普及協会(JAIRA)の講習・試験を受けた技術者(サーモグラファー)が実施します。 |
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調査期間はどのくらいですか? |
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壁面積が2,000m2の場合、現地での撮影調査は1日です。撮影画像の解析に、2〜5日程度かかります。最短で約1週間でご報告します。 ただし、天気の状態によっては撮影調査を延期する場合があります。 |
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現地で撮影する時刻はいつごろですか? |
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地域・季節・建物の方角などにより異なります。詳細な時刻は物件ごとに検討します。 一般的には、午前中の気温が上昇する時間帯、夕方〜夜間の気温が低下する時間帯に撮影します。 |
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建物内部に立ち入ることが必要ですか? |
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建物外部を撮影する作業だけのため、建物内部に立ち入ることは、ほとんどありません。 構造の確認などで、エントランス、外階段など供用部に立ち入ることがあります。 |
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「調査ができない日」ってどんな時ですか? |
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・壁面の濡れるような雨天や降雪のとき ・前日が雨天で壁面が湿っているとき ・曇天など気温の変化が小さいとき ・風速が5m以上と強いとき これらの条件は、調査前日までの天気予報をもとに判断し、調査を行うかどうかをご連絡します。 |
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すべての外壁面を診断できるのですか? |
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撮影が可能な範囲はすべて診断できます。日射の当たらない北面も含みます。 最新の赤外線サーモグラフィ(カメラ)は、温度感度が高いので、気温の変化だけでも浮き部を見つけることが可能です。 |
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「撮影可能な範囲」とはどんな範囲ですか? |
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デジカメ等で建物を撮影するような感覚で建物が見える範囲と考えてください。 ただし、赤外線の特性上、カメラの振り角度が上下角45°、水平角30°を越えない範囲です。 |
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どんなところが撮影できないのですか? |
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・出窓の上部など地上から死角になる範囲。 ・壁面前面が狭く、建物の高層部(隣接建物などに立ち入ることができれば撮影可能)。 ・樹木などで視野が遮られる範囲(別位置から撮影するおことで撮影できることがあります)。 |